少人数結婚式について
少人数の結婚式を挙げたいという希望を持たれる新郎新婦が、年々増加しています。
お二人だけや家族だけのこじんまりとした結婚式はアットホームでとても素敵ですが、盛り上がりにかけるのではないかと懸念される方も多いようです。
どのような式を理想とするかによっても、その心配する点や不安に思うポイントはさまざまに変わってきます。今回はそんな少人数結婚式を理想のお式に仕上げるためのポイントについて、解説していきます。
理想の式にするためのポイント
少人数結婚式を希望される方の多くは、身近な人たちだけでしっとりとしたブライダルセレモニーを行いたいと感じている方々のようです。『盛り上がる』というのは必ずしも大歓声や大きな拍手で祝福されることだけではなく、心からのお祝いの言葉や暖かな会話によって成立すると考える方もいます。
少人数結婚式で盛り上がらないと心配される方は拍手やフラワーシャワーの人手がないことを懸念されるのかもしれませんが、そう言った場合には式場スタッフがお手伝いをしたり、見守る皆さんが参加してくれたりするので心配することはありません。
物理的な大盛り上がりにはならないかもしれませんが、心温まる素敵な瞬間をじっくりと味わう結婚式になることは間違いありません。
少人数結婚式ならではの演出
結婚式の規模を小さくする人も近年は増えていますが、少人数結婚式となればどのような演出が良い中で悩みがちです。少人数結婚式だからこそできる演出を行うことにより、人数が少なくても寂しい印象になることがなくなったり、アットホームで思い出に残る式にすることができます。
ゲストごとに招待状を作成したり、一人ひとりにメッセージカードを準備することも喜んでもらえることの一つではないでしょうか。
ゲストの人数が多いと一人ひとりに対して招待状を作成したりメッセージカードを準備することは難しいので、規模が小さい式ならではの魅力になることは確かと言えます。それ以外にもゲスト参加型の演出を行うというのも、少人数の式にぴったりです。
ウェディングツリーをゲストみんなで完成させるようにするなど、参加してもらうことによりみんなで作り上げた結婚式という印象になるので記念に残りやすくなります。
新郎新婦がゲストのテーブルに直接足を運び、ケーキやドリンクをサーブするなども規模が小さいからこそできる内容の一つです。
温かみがありアットホームな雰囲気にしやすいという点が魅力の一つとなっているからこそ、気持ちが伝わりやすい内容を選んでおくべきです。
少人数結婚式の費用について徹底解説します
いま需要のある少人数結婚式は、20名や30名以下の人数で行われることが多いです。
20名以上であれば、家族や親族だけではなく、親しい友人も招待することができるでしょう。
少人数結婚式を挙げようと検討している人は、どの程度の費用になるか気になっている人もいるはずです。
このような少人数でおこなわれる結婚式は、20名程度であれば100万円以下、30名のゲストを呼ぶなら150万円以下の相場になります。
50名~80名規模の結婚式の相場が300万円以上となるため、少人数結婚式はその半分程度に抑えられます。
少人数ですと、引き出物や招待状などのコストも安く済ませることができます。
そんな大幅に費用が安くなった分を、ゲストへのおもてなしの料理を豪華にしたり、引き出物をちょっと上質にすることも可能でしょう。
ワンランクアップのドレスを借りることや、クオリティの高い演出を依頼することもできます。
その他にも新生活や新婚旅行に充てるのも良い方法です。
少人数結婚式は人数を抑えたい方にピッタリ
少人数結婚式は、対応する式場が少ないというデメリットがあります。
結婚式は大規模に派手に催すという意識がまだ強く、最近注目されたばかりの少人数結婚式に力を入れた式場は少ないです。
40名以上しか受け付けないなど、大人数を招待する前提のプランしかありません。
ようやく見つかったプランが自分たち好みとは限らないので、妥協せず結婚式を行いたいと考えているカップルは厳しい選択を迫られます。
また参加者が少ない分、ご祝儀も少なくなります。平均的な結婚式の費用は320万円ほどで、そのうちご祝儀が200万円です。
よって自己負担額は120万円が平均的とされます。
少人数結婚式では規模が小さいので費用を抑えられるところはあるものの、式場を予約したり美味しい食事を出したりするとあっという間に100万円を超えます。
ご祝儀でこれを補える可能性は低く、費用が安いからと選んだけれど最終的な自己負担額が大きかったというケースが多いです。
少人数結婚式は人数を抑えたい方にピッタリ
これから結婚しようとしているカップルが多くいると思われます。
結婚式をしたいが費用を安く抑えたい方がいるはずです。
そんな方には少人数結婚式をおすすめします。
近い親族と本当に親しい友人を何人か招待するだけなので、招待する人数を抑えることができるメリットもあります。
経済的に余裕がないのであれば、少人数結婚式でも問題ないです。結婚すると様々なところにお金がかかってきますし、子供が生まれると使えるお金が減るわけなので、無理をして結婚式にお金をかけてしまうのはナンセンスだと言わざるを得ません。
ただ、少人数結婚式の場合でも、料理などクオリティの高いものにする必要があります。
親戚でも遠方から来てくれる人もいるので、喜んでもらえるものを提供するべきです。
実際に少人数結婚式をした経験がある人の意見を参考にしてみてください。
費用がどのくらいかかったか、失敗したこと、注意点などの参考になる情報を得ることができます。
少人数結婚式に招待されたときのマナーとは
近年では身内や親しい友人だけを招いて行う、少人数結婚式を選択する人も増えてきています。
少人数結婚式に招待されたけれどよくマナーがわからないというケースもありますが、基本的には通常の結婚式と同じような服装で行くことがマナーとなっています。
新郎新婦がタキシードとウェディングドレス以外の服装の場合には、肌の露出を抑えたフォーマルなシャツスタイルやワンピースを選ぶと無難です。
レストランウェディングなどのカジュアルな式の場合には、ボリュームのあるスカートなどは避けるようにします。動きやすいカジュアルなものもあるため、雰囲気に合わせて服装を選びます。
女性ならワンピースの上にジャケットを着ることで、フォーマル感のある雰囲気を作れます。
男性ならばスーツ・シャツ・ネクタイでも良いとされています。ただし、カジュアル過ぎないように気をつけます。
写真を残すことも多いため、新郎新婦に服装の希望を聞いてみるというのも良いとされています。
少人数結婚式の会場の規模は大きな会場も利用できる?
最近はコロナ禍などの影響もあり、こじんまりとした少人数結婚式を行われるカップルも多くなりました。
少人数の場合は、基本的に家族や親族のみで行われることが多いのですが、会場の規模は人数に合わせた規模の会場が選ばれることが多いです。
少人数でも披露宴会場の中で好みの会場があるかもしれませんが、会場はほとんどの式場で何名以上から利用ができるなどといった制限が設けられている所も中にはあります。
しかし、基本的には収容人数の大きな会場であっても予算がアップするだけで日取りによっては空きさえあれば押さえることは可能なケースも多いです。
ただし、そもそも人数が30名程度のゲストの式で100人以上収容でいる会場だとスカスカに見えてしまうので少々寂しい感じがしてしまいます。
そのため、できれば会場は少人数結婚式のゲストの人数に見合った大きさの規模の会場を選ばれる方が見栄えは良いでしょう。
どうしても大きな会場に魅力を感じられた場合は、余ったスペースを有効に使うなどすることをおすすめします。
例えば親族の中にお子様がゲストとしていらっしゃる場合は、空いているスペースを利用してキッズスペースを作ることもできますので、結婚式場のスタッフの方に相談されてみるのも一つです。
少人数結婚式が選ばれる人気の理由やポイント
結婚式と聞くと多くの列席者のいる式がイメージされますが、最近ではあえて少人数結婚式を選ぶ傾向が増えてきています。
少人数結婚式が人気となっている理由やポイントを把握しておくことで、実際に自分達の結婚式を挙げる際に参考にする事が可能です。
実際に少人数での結婚式を行う場合、招待客などもより親しい人やお世話になった人を限定する事ができるという点があります。
式のなかでもよりアットホームな雰囲気になり、ゲストの距離も近いというのも魅力です。
式自体の規模が小さくできるので、準備にかかる時間を短く出来るという点も大きなポイントになります。
式を準備する上での費用も、一般的な結婚式に比べるとリーズナブルに抑える事が可能です。
家族同士の距離も近いので仲をより深める事ができ、新郎新婦自体もゲストと一緒に式を楽しむ事が出来るという点も大きな強みといえます。
少人数にするからこそ自由度が高く、より理想的なアットホームな式にする事ができるのも特徴といえます。
少人数結婚式はアットホームな雰囲気が魅力
結婚式をするときには、ゲストと新郎新婦との距離が近いものにしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
もしアットホームな挙式・披露宴をしたい場合には少人数結婚式を選ぶのがおすすめです。
新郎新婦の家族や親族、それに親しい友人などだけを招待しておこなうこの結婚式はあまり親しくない人は呼ばないという特徴があります。
新郎新婦にとって特別な人達だけを招待するので、自然と親しい人や身内だけが集まることになります。
そのためアットホームに交流をすることができるのが魅力です。
大勢の人を招いて行う一般の結婚式の雰囲気があまり好きではない、という場合でも少人数結婚式なら無理をせずに自然体で挙式や披露宴をすることができるでしょう。
しかしただの親族の食事会とは異なり、ケーキカットやキャンドルリレーなどの結婚式らしい演出を取り入れることが可能です。
温かみのある雰囲気で大切な人たちをおもてなししつつ、素敵なひと時を過ごせるはずです。
少人数結婚式の場合は準備期間が短く抑える事ができる
結婚式の準備となると最低でも半年前から行う必要があり、よりこだわりのある式にする場合であれば1年前から準備をするというケースも多いです。
実際に時間がかかる事も多くありますが、少人数結婚式の場合は用意すべき時間を短縮する事が出来ます。
少人数結婚式の場合は最低でも3ヵ月前から用意を始めることで、問題なく式を挙げる事が可能です。
実際に3ヵ月前には式場選び、衣装や指輪などの用意しておくようにします。
招待するゲストなどのリストアップも必要ですが、少人数という点で苦労せずに済むのも特徴です。
2ヵ月前になったら招待状の送付を行い、式のビデオ撮影などを依頼したりヘアメイクなどを決定していきます。
1ヵ月前になったら式の最中に楽しむ食事やドリンクを決定し、引き出物などの用意もする必要があります。
全ての内容が決まったら最終的なチェックを行い、後は式当日を迎えるだけなので体調管を整える事が大切です。
短い期間しかありませんが少人数の式だからこそ、余裕をもって用意する事が可能です。
少人数結婚式の人数にあわせたゲストの選び方
少人数結婚式は一般的な結婚式に比べると、ゲストの人数をぐっと抑えた小規模な結婚式にするのが特徴です。
身内だけの結婚式にする場合であれば10名から20名程度にする事が可能ですが、招待したい人がいる場合であれば少人数結婚式の規模にあわせて選ぶ事がポイントになります。
20名程度の式にする場合であれば、お世話になった親戚の方などに限定するのがポイントの1つです。
新郎新婦と御両親の他に兄弟姉妹の他、親戚を踏まえると20名程度になります。
30名程度の規模の結婚式にする場合であれば、親類や親族の他に10名程度の友人を招待することが可能です。
40名前後の式にする場合であれば10名程度を友人にし、残りの10名は職場関係などの人を招待する事が出来ます。
招待できる人数はそれぞれ新郎側と新婦側で考える必要があるので、しっかり話し合いをしたうえで誰を招待するのかを厳選する事が必要です。
招待できる人数を目安として把握しておくと、よりスムーズにゲストを厳選する事に繋がります。
少人数結婚式ではトラブルにならないための対策が重要
結婚式をよりアットホームな雰囲気にしたい場合や、準備期間や予算を抑える事が出来るという点で少人数結婚式を選ぶ新郎新婦も多くいます。
大規模な結婚式に比べると、より自由度が高くゲストとの距離が近いのも少人数結婚式ならではの魅力の1つです。
ただし準備を行っていてもトラブルに繋がるケースもあるので、その点を理解しておくこともポイントになります。
実施に少人数での式の場合は予想よりも盛り上がらないというケースがあり、しらけた雰囲気になってしまう事も多いです。
式を盛り上げるためにより親しい人達だけに限定するだけでなく、演出や余興などを工夫することもポイントとなります。
費用を抑えたいからと食事の内容も注意が必要であり、新郎新婦だけでなくゲストもしっかり楽しんでもらう事が重要です。
特に食事の内容を考慮することで、食事も楽しめる素敵な式にする事が出来ます。
少人数であってもしっかり工夫と対策を行うことで、より特別な式にする事が可能です。